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理事長あいさつ

 

平成31年4月1日
社会福祉法人 大阪府障害者福祉事業団
理事長  飯田  哲司

4月1日、新元号「令和(れいわ)」が発表されました。
4月30日天皇陛下が退位され、翌5月1日には皇太子殿下が即位され、「平成」から「令和」へ日本が新しい時代を迎えます。

私どもの法人も本年設立50周年を迎え、時期を同じくして大阪府からの財政的援助によらない「自立民営化」、足掛け15年に亘る「大阪府立金剛コロニー再編整備」の完了と大きな節目を迎えます。

昭和44年に知的障がい児(者)の更生と自立訓練等を行う総合援護施設「大阪府立金剛コロニー」を運営する社会福祉法人として、大阪府の全額出資により設立され、長く府立施設の受託運営を柱に運営してまいりました。

「自立民営化」への道は、決して平坦ではなく職員の給与見直しを含む厳しい経営改善を続け、多くの職員の努力の積み重ねにより達成したものです。
平成29年度自立民営化元年には、自主運営事業所13か所のうち8事業所が減価償却後赤字であったものが、事業所単位で様々な経営改善策を断行することにより、平成30年度決算では全ての自主運営事業所が減価償却後黒字を達成する見込みです。
単年度収支が黒字化した今、その状態を継続的に維持することと、もう一つの目標として「各事業所が年間事業活動支出の3か月分の運転資金を確保すること」を目指しています。同時に、職員の士気向上のため経営改善の結果を職員処遇に還元する仕組みを検討してまいります。

また、「大阪府立金剛コロニー再編整備」では、定員850名の大規模入所施設が時代の流れとともに「コロニー」としての役割を終え、「利用者の地域移行の推進」と「利用者の状態に合った施設種別への転換」を柱に、府内8か所に生活の場(グループホーム)と日中活動のための拠点を整備し、入所施設利用者の地域生活への移行を推進するとともに、大阪府立こんごう福祉センター(旧大阪府立金剛コロニー)敷地内に、病院機能を併せ持つ医療型障害児入所(療養介護)施設、特別養護老人ホーム、障害者支援施設を整備し、利用者のニーズに応じた施設に入居していただきました。
結果、幼児期から学齢期、青壮年期、高齢期へ至る利用者一人ひとりのライフステージとニーズに応じた支援を、途切れることなく適切に行える環境が整いました。この環境を存分に活かして、利用者が安心、安全に過ごしていただくことができるよう、利用者、家族等との調整を積極的に進め、速やかに支援につなげるシステムづくりに今年度は取り組みます。
一方、運営上の大きな課題にも直面しています。大規模入所施設の利用者が地域生活に移行するために、府内拠点に数多くのグループホームを整備いたしましたが、各地域での需要に対して供給過剰となっており、欠員が生じても新たな利用者がいないという状況が生まれています。この実態を踏まえ、各市町村の障害者計画、障害保健福祉圏域の実情、他法人も含めたグループホームの整備数等を調査し、適正な規模へと再編するための計画づくりに着手いたしました。

以上の取り組みに加えて、働き方改革関連法の施行に合わせて、より一層働きやすい職場環境を整える取り組みを進めてまいります。
また、職員の支援力向上のため、これまで看護師のみであった国家資格の取得助成制度を「社会福祉士」「介護福祉士」「精神保健福祉士」等に対象を拡大することにより職員一人ひとりのスキルアップにつなげていきたいと考えています。

職員確保のため、正規職員の新たな雇用体系として、特定市町村に勤務地を限定した限定職を導入いたしました。また、就職希望者がインターネットから容易に応募できるシステムの導入を図りました。いずれも検討着手から導入まで短期間で進めることができ、今後も何事にもスピード感をもって取り組んでまいりたいと考えています。

冒頭申し上げましたとおり、本年は法人設立から50年目を迎える節目の年であることから、これまでの法人の歩みを振り返るため、記念誌を作成いたします。完成後、みなさまにご覧いただければ大変うれしく思います。

最後に、このような取り組みを行い、利用者、家族には「事業団の福祉サービスを利用して良かった」と実感していただき、また、職員には「事業団で働くことが出来て良かった」と思ってもらえるような事業団運営を目指し、職員とともに日々努力してまいりますので、みなさまのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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