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丘のうえから

阪神淡路大震災から25年

令和2年2月10日

 阪神淡路大震災から25年という月日が経ちました。当時、施設やグループホームなどで生活されていた利用者と支援に携わっていた職員は想像を超える状況におかれていたと思います。

 あいあい・ほくせつは、地域で生活される90名の利用者を支援しています。皆様が生活されるグループホームでは、防災訓練とは別に年2回、非常食を食べるなどの練習をしています。今回は1月17日に訓練を行いました。

 前回は、LEDのランタンやカセットコンロの使い方、非常用のごはん(アルファ米)を食べる練習を行いました。利用者から、「もう一回やってみたい」という声もあり、今回は、災害時に支援員や世話人がホームへ行けなかった場合を想定し、非常用のごはんと、温めなくても食べられるカレーを使って食事を作る練習をしました。また、普段は使うことが少ない缶づめを開ける練習もしました。その後、災害の時に使用する水、非常食を机に並べて食べ方を確認すると同時に、消費期限などの確認も行いました。その他にも、水が出なくなったときのトイレの使い方として、ポリ袋と凝固剤を使った練習もしました。近年は地震だけでなく、大雨や台風による災害が起きています。あいあい・ほくせつでも2年前、台風で電柱が倒れ2日間停電したホームがありました。

 阪神淡路大震災は、我々にたくさんの教訓を残してくれました。私たちは、何か起こった時だけではなく、日頃から災害に備え「今できること」を意識して利用者の安全を確保していきたいと思います。

 

 

明光ワークス