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丘のうえから

全ての道は「ヒト」に通ず

令和3年4月19日

 

 

 「全ての道はローマに通ず」とは、目的までの手段や方法は、何通りもあることのたとえ。また、一つの道理はあらゆることに適用されるというたとえ。とある。

 

 事業団の運営方針で、「人材の確保、定着、育成の機能強化」、「危機管理機能強化」及び「経営基盤の強化」に重点的に取り組むこととし、令和3年度が始まった。

 組織が新型コロナウイルス感染症のような危機に直面したとき、困難を乗り越えていくために決断力、柔軟性、団結力といったものが職員に求められる。また、同じく危機に直面しても簡単には崩れない経営基盤を確立するためには、社会の動向やニーズを踏まえた課題解決力、創造力、実行力といったものが求められる。

 何事についても発生源を辿れば「ヒト」に行きつき、だからこそ目的とすべきは「ヒト」づくりに行きつく。

 経営資源として昔から「ヒト」「モノ」「カネ」と言われてきたが、初めに「ヒト」が来るのは、なるほど合点がいく。「ヒト」が量・質ともに充足していれば、その「ヒト」が様々なものを生み出す。全ての道は「ヒト」に通ずと思うのである。

 「モノ」「カネ」のウエイトが高かった事業団改革は成し遂げた。人材の確保、定着、育成を一貫して行い、未来に向けて「ヒト」に重点を置く新たな改革を進めていきたい。

 

 

法人事務局 事務局長