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丘のうえから

さらなる躍動感を目指して!

                                                           平成28年5月12日

 新しい発想を持って、明るく、楽しく運営している「明光ワークス」を知っていただくために、平成28年度からロゴマークとパンフレットをリニューアルいたしました。今までのロゴマークは明光の「明」を“太陽と月”ととらえたロゴマークでしたが、さらに、躍動感をプラスしたロゴマークに変更しました。そして、パンフレットはロゴマークが映えるように、爽やかな新緑のフォトを使ったクリアファイルになっています。クリアファイルの中には明光ワークス(生活介護(ライフ)・生活介護(ワーク)、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援B型)、あいあい・ほくせつ(共同生活援助)、相談支援センターみーな、こども発達支援センター青空のパンフレットが収められています。

  今回は、新しい発想を持って行う事業のひとつ、就労継続支援B型のアート工房をご紹介いたします。就労継続支援B型は作業場とパン工房を主軸に作業を提供していましたが、平成27年9月より新たにアート工房を立ち上げました。アート工房では酒パックを使った紙漉きなどの新しい分野の事業を展開し、ただいま手すき和紙で作成した名刺や箸袋など商品開発に奮闘しています。

 このように、明光ワークスは、わくわく感と躍動感のある事業所ですので、お越しいただけることをスタッフ一同心よりお待ちしています!

meiko

                                                             明光ワークス


ひとつ屋根の下で       

                                                            平成28年5月2日

 しいのき寮は、児童と成人の入所施設です。この季節になると、大空に元気よく泳ぐ鯉のぼりが見られます。「明るく、元気に、いきいきと」をモットーににぎやかな毎日を送っています。生活のなかで大切にしていること、それは「自分の気持ちを知ること、相手の気持ちを知ること」です。気持ちの擦れ違いで友達や家族とうまくいかなかった経験は誰にでもあると思います。自分の気持ちを伝えることが難しく、相手の気持ちを考えることが苦手な利用者の方たちはなおのことでしょう。そこで感情を示す絵カードを持ち、その絵カードで「気持ち」の確認をしながら支援することに取り組んでいます。「あなたの気持ち、今こんな状態よ」と示すことで自分の気持ちを客観的に捉え、感情に折り合いをつけながらコントロールすることを学び、「私、今こんな気持ちなの」と伝えることでその気持ちに理解や共感が得られることを経験しています。このような体験を通して私たちも一緒に「ともに生きる心」を育んでいます。

 

 

    えがお  う~ん  かなしい    イライラする  しんどい

       えがお               う~ん…                かなしい           イライラする           しんどい

 

                                                               しいのき寮


変化への対応

平成28年3月31日

 すくよかは4月で10年目を迎えますが、この間、利用者の様態もずいぶん変化してきました。行動上の課題がある人たちが利用する「きた棟」も、開所当初はごく一部の方を除いて活動的な人たちが多かったのですが、移動や移乗に困難をきたす方が増えてきました。「みなみ棟」の利用者の中には、嚥下や歩行の機能低下が著しい方もおられ、新たに気管切開術や胃瘻増設術を受けられた方もおられます。予想以上に早いペースで変化が起こっているような気がしています。また、入所やショートステイの利用相談は、幼児や重症の方の相談が増えてきました。

 こういった状況から益々医療施設としての機能を充実させていく必要があると同時に、安心して介護を受けて頂けるようにハード面を整えていくことが急務になってきています。そのため今年度は、10年先を見据えて、現場のスタッフと協議を重ね改修計画を立ててきましたが、嬉しいことに28年度から着工が可能な見通しです。

 それに加え必要なことは、支援技術・看護力の向上です。すくよかのような医療が提供できる施設は全国的に限られますので、問い合わせは遠い他府県からも入ってきます。それだけに自分たちの役割を自覚し、もっとよい施設にしたいとの思いで、10年目のスタートを切りたいと思います。

すくよか