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丘のうえから

「府立児童施設が新しくなり、引っ越します」

令和4年12月5日

 

 

 1971年4月に開所されたすぎのき寮ですが、今年度末でその長い歴史に幕を下ろすことになりました。現在、こんごう福祉センター内に新しい施設が建設されており、大阪府立の児童施設は2023年3月末に引っ越す予定です。

 他事業所で成人のサービスを利用されている方や福祉現場で働いている職員の中には、すぎのき寮で青春時代を過ごした方が多くおられるのではないでしょうか。

 すぎのき広場でのすぎのき祭り、丸山展望台までの散歩(というには過酷な道のり)、プール大会等々、懐かしい思い出と趣のある建物。

 少し寂しい思いもありますが、慌ただしく引っ越しの準備をしつつ、利用者、職員ともに新しくなる建物の完成を楽しみにしています。

 

 

 

 

すぎのき寮


利用者支援のキーワード「構造化」

令和4年11月28日

 

 

 明光ワークスの生活介護では、利用者の特性や特徴に合わせて支援するためにTEACCHプログラムの構造化に取り組んでいます。構造化とは、空間や物事を誰が見てもわかりやすくする支援方法です。以前から構造化している部分もありましたが、令和3年度からは一層実践的に取り組んでいます。

 「ただ言われたとおりにだけやる」ではなかなか職員のスキルアップにつながらないため、まず障がい特性の 理解や構造化理解の研修なども織り交ぜながら、利用者を職員がよく理解することから始めました。職員が「利用者が何に困っているのか」「どうすればよりわかりやすくなるか」を考えながら、①作業机やパーテーションの設置など空間の構造化、②個別スケジュールなどを用いた時間の構造化、③自立課題を設定し、取り組めることを増やすための作業の構造化など、様々な構造化に取り組んでいます。まだまだ完成ではなく、職員の意識と技術の統一などの課題もありますが、利用者の状態や変化に対応しながら、再構造化を繰り返し、利用者にとってより安心できる環境を前向きに作っていこうと考えています。

 

   

 

明光ワークス


トラと血圧計と秋景色

令和4年11月14日

 

 

 3年目に入っている新型コロナとの付き合いも長くなってきました。「ウィズコロナ」と言いながら、第7波以降はいろんな事業所で感染の報告を聞き、利用者と職員の安全を祈っておりました。特に医療従事者が多いすくよかでは、職員の感染拡大は利用者の安全を保つことが難しくなるため、毎日緊張感を持ちながら看護・支援を行っています。「コロナ退散」の意味からすくよかのロビーには「トラ」が横たわっています。訪れる方の病気を睨みつけ、一日も早く以前の日常生活に戻りますように…願いを込めて。

 さて、すくよかでは健康増進の観点からロビー内に血圧計を設置しました。誰でも測定ができるものなので、お越しの際にはぜひご活用いただき、ご自身の健康管理にお役立ていただければと思います。これからの季節、血圧の高い方は注意が必要になります。測定結果を目安としていただき、食生活や運動不足などを見直すきっかけにしてくださると嬉しいです。

 こんごう福祉センターエリアはすっかり秋深くなっており、黄金色に輝いていたイチョウの葉っぱもハラハラと舞い散っています。朝晩はとても寒くなってきましたが、その代わりに空気が澄んだ気持ちのよい季節でもあります。こんごう福祉センターへお越しいただき、大きい秋を見つけてください。

 

       

 

 

すくよか