丘のうえから
かつらぎの冬日和
令和4年2月7日
今年度も残りわずかになりました。昨年度に続き新型コロナ対策に追われる日々でしたが、その中での日常の取り組みなどをご紹介します。
11月はサンクスボードを設置しました。職員同士「ありがとう」の気持ちを伝えあい、よりコミュニケーションがとれる職場を目指して、感謝の気持ちを文字にしてホワイトボードに掲示する取り組みです。たくさんの「ありがとう」が届きました。かつらぎまつりではお天気に恵まれ、利用者様は中庭でダンスや歌を披露し、職員はユニット対抗の重ね着対決でバトルを繰り広げました。
12月は1年の中でも行事が多い季節です。キャロリング、クリスマス会、門松づくりなど利用者の皆様は楽しく参加されていました。各ユニットのクリスマス会では音楽などの催しの後、ご馳走を食べて盛り上がりました。
1月は年末に手作りした立派な門松がかつらぎの玄関を華やかにに彩り、無事にお正月を迎えることができました。
かつらぎでは、さまざまな取り組みを通して、利用者様も働く職員も「やりたいことに挑戦できる」ように、それぞれが持てる力を発揮できる環境でありたいと願います。
かつらぎ
災害に備えて、普段の準備ができていますか
令和4年1月31日
今の時代はいつどこで、どんな災害や事件・事故に遭遇するかわかりません。いざという時に、力を発揮するためには、何よりも準備が重要です。
正常性バイアスということばを知っていますか。正常性バイアスとは、災害心理学などで使用されている心理学用語で、自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となります。
東北大震災で訴訟になった石巻の大川小学校のケースでも、正常性バイアスによる根拠のない楽観的思考が対応を遅らせた可能性があると指摘されています。
事業所ではどういう状況になれば避難を開始するか普段から話し合っておられますか。職員の皆さんは事業所のAEDの場所、消火器や非常ベルの位置を把握していますか。普段からいざという時の準備を怠らず、今後も緊張感を持って避難訓練を実施し、いざという時の準備を怠らないことが大切だと思います。
また、次年度はBCP(事業継続計画)の策定が計画されています。災害後の事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画となります。
何よりも大切な皆の「いのち」を守るために、全員が普段からの準備を怠らないようにしていきたいものです。
こんごう福祉センター長
実践、発表、また次へ
令和4年1月17日
各事業所で日々取り組んでいる実践活動や研究活動について、その成果を法人内で共有するとともに職員のモチベーションの向上や法人の活力向上を図るための新たな取組みとして、『令和3年度実践発表会』を開催しました。
今回はコロナ禍ということもあり、法人の全20事業所がそれぞれ制作した10分程度の動画をオンラインで発表、職員間で共有する形での実施です。また、特に優秀な発表者には、表彰状及び副賞が授与されることとなりました。
そして厳正なる審査の末、表彰されたのは次の5つの所属です。
最優秀賞 すくよか
「『食べる』をサポートするために~多職種間での取り組み~」
優秀賞 かんなびのさと
「その人らしい、楽しい生活を求めて」
優良賞 地域生活総合支援センターワークくみのき
「毎日楽しく過ごすには (^^) 」
奨励賞 地域生活総合支援センターあい
「就労支援×工賃向上~無限の可能性~」
特別賞 法人事務局
「法人事務局の取り組み(紹介と解説)」
表彰式では、理事長からの表彰状と副賞の授与に続き、常勤理事からの講評がありました。
「コロナ禍の中、動画作成が負担にならないか心配していたが、発表内容を観てほっとした」
「職員の引き出しの多さ、企画力に驚き、楽しませてもらった」
「法人には多様性や奥深さといった宝物がいっぱいあるとわかった」
との感想から始まった講評は、『不易流行(いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと)』という四字熟語を引用し、「実践発表会を新しいものを取り入れていくきっかけにしていってほしい」との激励で締め括られました。
実践、発表、そして共有を通して発見できた当法人ならではの魅力を原動力に、いっそう魅力的な法人をつくっていきたいと思います。
法人事務局(企画・人事)