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丘のうえから

コロナウイルスに負けない

令和2年6月8日

 

 大阪府で初めて感染者が出たのは1月29日でした。その頃は、心配はしても「恐怖」を感じるほどではありませんでした。その後、3月の下旬から急に感染者が増え始め、4月9日には92人という最大値を記録しました。3月中旬以降は気が気ではありませんでした。早くから高齢の方や基礎疾患のある方は死亡率が高いと言われていましたが、おんどには65歳を過ぎた利用者さんがたくさんおられます。「とにかくコロナウイルスを近づけてはいけない!」恐怖を感じ、このことばかりを考える毎日でした。早くから職員や利用者さんに手洗い・消毒はもちろん、プライベートでの外出も控えるようお願いし、4月に入ってからは臆病すぎるような対応をしてきました。5月末時点で当法人事業所の利用者さん、職員などに感染者は出ておらず、これは本当にみんなが頑張った成果だと思います。

 5月25日ですべての都道府県の緊急事態宣言が解除されましたが、これから先、コロナウイルスとの共存を覚悟しないといけないようです。利用者さんや職員がコロナウイルスに感染しないように、また、万が一コロナウイルスに感染した時にも、負けずに戦うことができるように、これからもしっかりと備えてゆきます。

 

地域生活総合支援センターおんど


新型コロナウイルス感染症をきっかけに

令和2年5月25日

 

 新型コロナウイルス感染症の猛威が押し寄せてきた。利用者に感染者が発生しないことを最優先に、感染予防策の徹底に取り組む。日々、支援現場では緊張感の高い状況が続く。テレビ等では「医療従事者」の大変な状況がクローズアップされるが、「福祉・介護従事者」の状況もかなり深刻だ。職員には、一般の市民よりも感染予防の意識を高め、自粛の徹底を図ってもらった。職員全員の努力の成果として、幸い今のところ利用者、職員ともに感染は発生していない。

 大きな課題となるのは、現場で感染症が発生したときに、誰がその支援にあたるのかということ。もちろん支援にあたる職員には、手当を支給する等条件整備はするとしても、感染リスクが高い業務に従事することは簡単なことではない。職員本人はもちろん、その家族もリスクに晒されるかもしれない。そんなとき、福祉の本質に立ち戻る。利用者の命、人生、生活を支えるということ。その本質が職員一人ひとりの心に浸透していることが大切。危機に瀕したからといって、人の芯は急に変化するわけではない。平時から、日常的にその芯を強固なものにする取り組みが必要とコロナをきっかけに改めて感じる。

 

法人事務局 事務局長


きたおおさか福祉センター

令和2年3月23日

 きたおおさか福祉センターは、大阪府北部の箕面市、茨木市、守口市の3市に設置している6施設から構成されています。箕面市には、明光ワークス、大阪INA職業支援センター、大阪府立稲スポーツセンターの3事業所、茨木市には、地域生活総合支援センターあい、茨木市立障害福祉センターハートフルの2事業所、そして守口市には、地域生活総合支援センターいまの1事業所です。

 当センターにおいては、障害福祉サービスにおける日中活動系の生活介護等、居住支援系のグループホーム、訓練・就労系の自立訓練や就労移行支援等があり、地域生活支援事業においては、相談支援事業等、また幼児期からの自閉症児等への専門療育を行う児童発達支援、障がいのある方等のスポーツやレクリエーション活動や文化活動を提供する施設、就職を目指しての職業訓練校を事業運営しています。

 事業団創設50年を迎え、これまで培ってきた支援の専門性や地域・関係機関等との連携の強化をより一層図り、利用者やご家族等の地域での安心と安全な暮らしの支援、施設機能を活かした地域貢献に努め、今後もともに歩んでまいります。

きたおおさか福祉センター長