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丘のうえから

旧総合管理棟まわりが生まれ変わりました!

 平成30年4月23日

去る3月31日、旧総合管理棟まわりの工事の囲いがなくなりました。

 

建物跡地の広場やリニューアルした多目的ホール、その前の東屋、屋外トイレなども竣工し、法人事務局までの歩道も整備が終わりました。通路はできるだけ段差をなくし、車いすでも通行しやすいように考えましたので、みなさまによりよく使っていただけるようになったのではないかと思います。旧総合管理棟玄関前の車寄せだった所も、ポケットパークに生まれ変わりました。

 

建物の撤去工事が始まったのは昨年の7月でしたから、9ヵ月もの間、ここは工事の囲いの中だったわけです。いったい何ができるのか、気になっていたのではないでしょうか。

広場の仕上げは「インターロッキングブロック」という舗装材料を使っています。公園や歩道などでよく使われているものです。また、透水性のものを使っていますので雨の後も水が溜まりません。

この広場、なんといっても広く、舗装部分の面積は約1500㎡あります。これだけの広さをどんな色にするのか、どんな模様にするのか、随分悩み、何枚もデザイン画を描き、材料を10枚以上取り寄せ現地に敷き並べて見比べて、今の色と模様に決めました。撤去工事の際になんとか残せた大きな2本のクスノキのまわりには芝生を敷き詰め、小さいながらも芝生広場を作りました。日差しの強い日もこのクスノキの木陰で涼しく快適に過ごしていただけると思います。

 

みなさまが散歩されたり、ベンチに座ってのんびりされたり、テーブルでご飯を召し上がっているのを見かけるとうれしくなります。これからもみなさまに親しまれる憩いの場としてご活用いただければ幸いです。

 

 

 

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事業課

 


新年度を迎え

平成30年4月9日

 平成30年度、「丘のうえから」“第一号”を、こんごう福祉センターから寄稿させていただきます。

 

今年の桜は、全国的にも開花が早く、こんごう福祉センター内の桜も4月2日には満開で、新年度のスタートを祝うかのよう見事に咲き誇っていました。

 

法人事務局前広場の再整備、旧レクリエーションセンターの改修工事も終了し、利用者の皆様の散歩コースや憩いの場として、また、旧レクリエーションセンターは、多目的ホールとして、行事や職員研修会議の場として4月から解放されています。今年のこんごう福祉センターまつりもこの広場で開催します。ぜひお足を運んでいただければと思います。

さて、昭和44年に大阪府立金剛コロニーを運営する法人としてスタートいたしました大阪府障害者福祉事業団ですが、昨年府立金剛コロニーは、こんごう福祉センターと名称を変え、また、「かつらぎ」、「にじょう」といった新しい施設もオープンしました。

今年は、旧授産園芸課の跡地に大阪INA職業支援センターのグリーンハーベスト科も新設され、訓練生が通われています。従前の大阪府立金剛コロニーをご存じの皆様には、すっかり姿を変えたこんごう福祉センターに驚かれるかと思いますが、ぜひお越しいただき、新しくなったこんごう福祉センターをご覧いただきたいと思います。

 

また、平成15年より、富田林駅前で、共同生活援助事業、相談支援事業、居宅介護事業を運営しておりました地域生活総合支援センター「ゆう」は、その事業をこんごう福祉センター内の障害者支援施設等と、一体化させ、共同生活援助事業は、「こんごう」、「かつらぎ」に、「にじょう」には、同じく共同生活援助事業と相談支援事業を、居宅介護事業につきましては、特別養護老人ホームかんなびのさとへそれぞれ事業を移管しております。

 

「ゆう」の歴史の中で培われた支援力を生かし、入所支援と地域生活支援を一体化させ、これからも利用者の皆様に寄り添ってまいりたいと考えます。

 

こんごう福祉センター長  阪口 勉


久保田理事長ありがとうございました

平成30年3月26日

 平成29年度も残すところわずかとなりました。

 

 平成28年度末をもって、府立金剛コロニーの再編が終わり、今年度から、事業団の本格的な完全自立経営による運営が始まりました。また、社会福祉法改正への対応と、事業団にとって、法人設立以来の大きな転換期となりました。

 

 事業団は、1969(昭和44)年に知的障がい児・者の更正・自活訓練等を総合的に行う救護施設の役割を担う「大阪府立金剛コロニー」を運営する法人として大阪府により設立されました。

 

 当初は、定員850人の大規模な入所施設の運営から始まりましたが、約半世紀が経過し、今では、グループホーム、特別養護老人ホーム、医療型の入所施設等々、大阪府内9市で19の事業所を展開するようになりました。

 2003(平成15)年12月、大阪府とともに「府立金剛コロニーの今後のあり方について」を作成し、「利用者の地域生活への移行」と「利用者の状態に合った施設種別への転換」の2つを方針として、金剛コロニーを再編整備しました。

 大阪府の指導の下での約15年の取組みで、「幼児期から高齢期まで、安心・安全な支援が提供でき、信頼のいただける事業団」といった思いが形となり、支援を必要とされる方のライフステージに応じた総合的支援の可能な機能とノウハウを持った事業団となりました。

 

 次年度、2年後、5年後さらに大きく飛躍し、利用者の皆様、ご家族の皆様、そして地域から愛され、今以上に信頼と安心を提供できるよう、役職員一同まい進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 最後になりましたが、現理事長 久保田 全孝 が、今年度末をもって、退任することになりました。職員時代を含め、約40年間福祉ひとすじでした。特に、役員となられた近年の3年間は、金剛コロニー再編の締めくくり、法人の民営化、職員の意識改革等々に一意専心されました。

 「真に、利用者の皆様の気持ちに寄り添う」理事長のその思いを胸に、事業団を盛り立てていきたいと思います。本当にお疲れ様でした。

 

大阪府障害者福祉事業団常務理事 飯田 哲司